2026年4月28日 | サンディエゴ発
2025年に150件以上のAI活用プロジェクトを完了、旅行・輸送業界のグローバルリーダーによる自律型AIの導入事例を公開
[2026年4月21日にTeradata Corporationより発表されたプレスリリースの抄訳です]
本発表の要約
- 実績:Teradataは2025年に150件以上のAI活用プロジェクトを完了し、全業界でAI導入の勢いを加速
- 業界焦点: 複雑なデータ環境を持つ旅行・輸送業界において、AIによるリアルタイムな顧客体験の最適化と運用効率化を実現
- 主要事例:世界トップ5に入る航空会社によるカスタマーインタラクション分析、アジア太平洋地域の航空会社によるAI駆動型ロイヤリティ施策、北米大手航空会社による運賃計算の近代化
- 価値提供: Teradata Autonomous AI and Knowledge Platformが、高いガバナンスを維持しつつ、POC(概念実証)から迅速に本番環境への実装を可能に
Teradata(NYSE: TDC)は本日、エンタープライズAIの導入加速が、あらゆる主要業界に広がり、Teradataは2025年、金融サービス、ヘルスケア、自動車製造、防衛など多岐にわたる分野で、150件を超えるAI中心の顧客プロジェクトを完了したことを発表しました。特に注目すべきは、大規模かつ複雑なデータ管理とリアルタイムの価値提供が求められる「旅行・輸送業界」です。数百万件に及ぶ顧客接点において、完全なコンテキスト(文脈)を把握することは、継続的なロイヤリティ獲得の鍵となります。
本リリースでは、Teradata Autonomous AI and Knowledge Platformを活用し、AIの実験段階から本番稼働へと移行させ、ガバナンスと信頼性を担保しながら大規模な成果を迅速に上げている、世界最大手の旅行・輸送企業の事例3選を紹介します。
AI導入事例:旅行・輸送業界
1. 世界トップ5に入る航空会社:AIによるカスタマーインタラクション分析
課題:メール、チャット、フィードバックなど膨大な顧客インタラクション・データが日々蓄積されていたが、大規模に分析する能力が不足していた。そのため、顧客の意図や感情、サービス中断による影響を体系的に把握できていなかった。
AIソリューション: Teradata Autonomous AI and Knowledge Platformを使用して顧客接点データを「ベクトル化」し、大規模なインサイト抽出を可能にした。クラスタリングにより顧客の意図を可視化し、センチメント分析で満足度の要因を特定。これらのインサイトをイベントデータやトランザクションデータと自律的に結合し、パーソナライズされた解決策を生成した。
成果: サービス中断からの迅速な復旧と、一人ひとりに寄り添ったケアを実現。これまで活用されていなかったデータを活性化させることで、顧客体験(CX)を大幅に向上させた。
2. アジア太平洋地域の航空会社:AI駆動型ロイヤリティ・エコシステム
課題: データの断片化やチャネルのサイロ化、静的なセグメンテーションにより、現代の顧客が求めるパーソナライズされた体験の提供が困難になっていた。
AIソリューション: 従来のバッチ型キャンペーンから、AI駆動のロイヤリティ・エコシステムへと移行。リアルタイムの行動データを活用し、予測モデリングのために毎日数千の「特徴量」を生成。これにより、パーソナライズされたオファーやコンテンツを動的に提供することが可能になった。
成果: 初回の接点からパーソナライズされたオンボーディングを提供。エンゲージメントの向上、解約率の低下、パートナー価値の強化を実現し、ロイヤリティプログラムを「コストセンター」から「成長エンジン」へと変貌させた。
3. 北米の大手航空会社:大規模な運賃計算の近代化に向けたエラスティック・コンピュート
課題: 既存の分析基盤は信頼性が高いものの、変化するビジネス需要に対応する柔軟性に欠け、インフラコストも増大していた。AI近代化の目標達成のため、信頼性を維持しつつ、オンデマンドで処理可能な最新のコンピュート基盤が必要であった。
AIソリューション: Teradataの「エラスティック・コンピュート(弾力的なコンピューティング機能)」を活用。クエリの最適化、ETLの再構築、ワークロード調整などのアーキテクチャ改善を実施し、大規模な運賃計算において俊敏性と拡張性を確保した。
成果: 運賃計算のスピードと精度が向上。この成功は組織全体に波及し、社内でのAI近代化に対する意欲と支持を強力に高める結果となった。
旅行・輸送業界におけるAIの重要性
旅行・輸送企業は、数百万人のロイヤリティ会員、リアルタイムの運航データ、動的な価格モデル、世界各国の規制対応など、世界で最も複雑なデータ環境を管理しています。業界のリーダーと後退者の差は、企業内のデータをいかに「自律的かつインテリジェントなアクション」に変換できるかによって決まります。
TeradataのAIサービスは、専門的なメソドロジーとプラットフォームを組み合わせ、スプリント型のデリバリーモデルで提供されます。これにより、グローバルな旅行企業のような大規模組織においても、運用のガバナンスと信頼性を損なうことなく、POCから本番稼働までの構造化された最短ルートを構築します。
エグゼクティブ・メッセージ
Teradata チーフ・オペレーティング・オフィサー Mike Hutchinsonのコメント:「お客様が求めているのは、理論上だけで機能するAIではなく、今日、本番環境で大規模に稼働するAIです。今回の各プロジェクトは、Teradataがいかにセキュアなデータを統合し、高度な分析を適用し、ビジネス成果を導くAIを導入できるかを証明しています。私たちは、企業がインサイトからアクションへとより迅速に移行できるよう支援し続けています」
Teradataは、深いビジネスコンテキストと信頼性の高いデータに基づき、AIが導き出す「知見(インテリジェンス)」を、自律的な「実行(アクション)」へ変換する力を企業に提供します。AIエージェントが普及する中、Teradataが提供するプラットフォーム「Teradata Autonomous AI and Knowledge Platform」は、企業に不可欠なコンテキストエンジン、ガバナンスレイヤー、そして圧倒的な処理能力を誇る実行基盤を実現します。クラウド、オンプレミス、ハイブリッドのあらゆる環境において、AIの実用化と本番運用を強力に支援し、ビジネスの未来を切り拓きます。